第8回ALSO-Japan学術集会

会長ご挨拶Greeting

 この度、第8回ALSO-Japan学術集会を、2023年10月28日(土)に、横浜シンポジア(横浜市中区山下町)にて開催させていただくことになりました。
 本学術集会は、わが国でALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)・BLSO(Advanced Life Support in Obstetrics)に参加されたみなさまやインストラクターのみなさまが一堂に会して、より良い周産期シミュレーションコースを展開し、全国のお産を安全に守るための議論を行う場です。産婦人科医、助産師、プライマリケア医、救急医、救急救命士など多職種が対等な立場で議論すること、病院外から病院内にかけてのシームレスな産科救急医療の提供に向けて、チーム医療を重視した議論がなされることを目指しています。
 個人的な考えですが、ALSOやBLSOの面白さは、さまざまな切り口を含んでいることです。わが国における周産期シミュレーションコースの先駆け、インストラクションやファシリテーションの達人たちの集団、チーム医療活性化を追求する道場、地方過疎地と人口密集地の医療従事者との交流の場、病院前周産期医療と病院内医療との協働を生み出す場、次世代を担う医学生や助産師の教育ツールを追求する集団、これらのいずれでもあり、それ以上のものでもあります。
 今回は、そのようなALSOやBLSOの、既知の面白さだけではなく、未知の面白さを共に探ってゆきたいと考えております。全国各地・多職種からの一般演題に加えて、指定演題「Readiness(準備)」では、チーム医療を向上させるための「準備」のヒントについて、全国からさまざまな取り組みのご報告をいただきます。今後のチーム医療推進を考えるきっかけにしたいと思います。シンポジウム「お土産たくさんの周産期シミュレーションコースを作ろう」「地域医療に種をまく周産期シミュレーションコース」では、シミュレーションコースの成果を各施設・各地域にどうつなげてゆくかについて話し合う予定です。
 また今回はスペシャルゲストとして、ALSO-JapanアドバイザリーファカルティであるR Eugene Bailey氏にも来日していただき、ご講演いただけることになりました。以前聖路加病院のコースでご一緒したときには体操を一緒にしていただいた愉快な先生です。お楽しみに。
 懇親会は設定しませんでしたが、夕方の一般演題(ポスターセッション)ではアルコールを含むドリンクをお出しする予定です。会場からは山下公園を一望することができ、その向こうにはベイブリッジやガンダムを望むことができます。終了後は思い思いのメンバーで中華街(徒歩5分)へ繰り出してください。ガンダムも19時まで入場できます。
 みなさまのお越しをお待ちしております。

第8回ALSO-Japan学術集会
学術集会長 石川 浩史
(神奈川県立こども医療センター
 副院長・産婦人科部長)

学術集会事務局:神奈川県立こども医療センター 産婦人科
主催:NPO法人周生期医療支援機構
運営事務局:株式会社グレス
〒105-0012 東京都港区芝大門1-16-4 第二高山ビル6階
TEL:03-6435-9885
E-mail:also2023@gressco.jp